いぢわる王子様

今度は、私が困惑する番だった。


仲がよさそうに手を繋いでいる2人の前に、土下座をする私。


なに?


他人からみれば、かなりおかしな光景だろう。


「私たちね、昨日から付き合いはじめたの」


「は……?」


えぇ!?


驚きすぎて、声が出ない。


「碧ちゃんから電話もらって、その後半分ヤケになって喫茶店で大盛りのパフェを食べてたんだ」


「そこに、同じく碧の事でモヤモヤしてた私が偶然通りかかって、お店に先輩の姿を見つけて、声をかけたのよ」


ニコニコと、うれしそうにそのいきさつを話す2人。