いぢわる王子様

「いつでも『私は平気だから』って顔してさぁ。

平気じゃないくせに! 律ってさ、見てて感情がないんじゃないかって思うくらい、いつも笑ってる。おかしいよ!」


……律が、無言のまま私を見ている。


ジッと、目をそらさずに。


私は、下唇をかみ締めた。


「碧がそう言うなら、そうなんじゃない?」


いつもの律じゃない。


冷たい声で、そう言った。


「律――」


「私、ロボットじゃないわよ」


私の言葉をさえぎって言う。


ロボット……?