いぢわる王子様

本当は気が重すぎて休もうと思っていたが、私はノソノソと着替えを始めた。


着替えながらも、真っ黒なため息が出る。


目に見えない黒い息は空中に溶けることなく、その場にとどまり私を更に憂鬱な気持ちへ追い込んでいく。


自業自得だろ。


その黒い塊が、私にそう話しかけてくる。


自分でやったことだろう。


被害者はお前じゃない。


お前は裏切り者だ。


私の中の、罪悪感にまみれた私が、そう言っている。