いぢわる王子様

「だって……。なんか最近碧ばっかりモテてるしさ」


確かに、私と律なら律の方が可愛い。


目は私の2倍は大きいし、足は細くてきれいだ。


今までモテていたのも、当然律の方。


「律は、いい人いないの?」


私は、再びポテトを揚げながら聞いた。


すると、律は軽く俯き「気になる人なら……」と、呟いた。


「え!? うそ!?」


てっきり今は全然そんな話はないと思っていた。


自分の事ばかりが頭の中で一杯で、律の片思いを見抜けなかったのだ。