いぢわる王子様

そう言いながら、私は勝手に屋台の中にお邪魔する。


ブルーのハッピ姿のすぐるも、カッコイイ。


「はい、イチゴ飴」


「イチゴ飴?」


「うん。屋台といえばこれでしょ?」


そう言い、私はすぐるに飴を差し出した。


すぐるはそれを受け取り、それからフッと息が抜けるような笑顔をこぼした。


「どうしたの?」


「いや、なんか、懐かしくてな」


「懐かしい?」


「あぁ。これ好きなヤツがいてさ」