いぢわる王子様

「山本と清原、交代だ」


しばらくすると、生徒たちの屋台を回っていた先生が帰ってきて、私と律にそう言った。


やった!


やっと他の屋台も見てまわれる。


2時間交代なので、今から2時間はお祭りを楽しめる。


すっかり油の匂いがしみついたハッピとエプロンを脱ぎ捨てて、私と律はさっそく屋台めぐりを始めた。


この辺一体は西雅高校の屋台がズラリと出ている。


「律、私すぐるのところに行ってみるね」


「おう! ラブってこい!!」


ガハハハと、豪快な笑い声を上げて私の背中を押した。