いぢわる王子様

「碧、大丈夫?」


「うん。なんとか」


結局、私は律に連絡したのだ。


律はすぐに行くからと行って、近くの公園で待ち合わせをした。


まるで、律が彼氏みたいだ。


「女の人の声って、誰なのか確認はしてないんでしょ?」


「うん……。でも、『シャワー浴びてる』とか言われちゃったから」


「そんな……それじゃまるで――」


言いかけて、律は口を閉じた。


私の隣に座って、ジッと地面をにらみつけている。