タケも加わり、要のお祝いをして、その日は別れ―――



結局要は翌日からドラマの打ち合わせなどで忙しくなり、『Angie』には行けない日々が続いた。


それでも、ゆずとメール交換することが日課となっていた要は、仕事もプライベートも充実しているようでとても満足感を感じていた。


もちろん、初めての仕事で戸惑うことも多かったけれど、不思議とゆずから来たメールを見るだけで気分は落ち着き、落ち着いて仕事に取り組むことができたのだ。


そして、撮影も順調に進み、ようやく休みが取れるということになったのだけれど・・・・・


休憩時間、何げなく置いてあった週刊誌を手に取った。


ぱらぱらとめくっていた要の手が、あるページでピタリと止まった。


―――これは・・・・・