「そっか。じゃあ・・・・・」


要はちょっと考えた。


ゆずを守る、と言っても限度がある。


毎日店に来るのも経済的にきついし、送り迎えするというもの毎日できるわけじゃない。


タケにああ言われたものの、じゃあ具体的に何をすればいいのかということになると、要にもよくわからなかったのだ。


今日も、店が終わるまではまだ時間がある。


閉店まで粘ると言うわけにもいかないのだが・・・・・。


「大丈夫ですよ」


ゆずが言った。