「―――ゆずのことは、信じてるし―――仕事のことも、納得してるんだ」


2人ソファーで身を寄せ合いながら、要がゆずの肩を抱きながら言った。


「ただ―――他の男がゆずに触れてるのを見たり考えたりすることが、いやってだけで。これは、俺の気持ちの問題だから・・・・・ゆずは気にしないでいいよ」


要の言葉を聞きながら、ゆずは微かに微笑み、頷いた。


そんなゆずの額に、チュッとキスをして。


「けど、さっきみたいのはだめだよ。俺以外の男に送ってもらったりしないで。もちろん、ここにも入れないで」


「ご、ごめん、断ったんだけど―――光さんに言われると、断りづらいって言うか―――」


「―――――へえ?」


微かに低くなる要の声。


肩を抱いていた手が離れたかと思うと―――


あっという間にゆずの両手はソファーの上に縫い付けられ、横たえられたゆずの上に覆いかぶさるように、要がゆずを見下ろしていた―――。