「―――もういいよ。で・・・・・ここの客に、如月光がいるの?」


「あ、そうなんです。―――って、なんで知ってるの?」


不思議そうに首を傾げるゆず。


要はひょいと肩をすくめた。


「あの週刊誌、見たから」


その言葉に、ゆずがはっとして口を抑える。


「あ、あれ・・・・・」


「あれ、ゆずちゃんだろ?」


「はい・・・・でも、よくわかりましたね、あんな写りが悪いの。タケさんも気付かなかったのに」


「わかるよ、そのくらい―――で、どうなの?」