気付けば、要の足は六本木に向かっていた。


何か考えていたわけではない。


ただ、ゆずに会いたかった。


会って何を言うのか。


光とのこと?


店のこと?


それを聞いてどうする?


だけど、会いたかったのだ。


ただその思いが、要を動かしていた・・・・・