気まぐれ番長





――――



チュンチュン





んー




「まぶし…」




カーテンから漏れる日差しに思わず顔をしかめた。





てか、今何時?





あたしは枕元にある携帯に手を伸ばし、時刻を確認した。









なんだ8時半か…。




随分寝たな、あたし……





!?





あたしは勢いよく起き上がって、今度はピンクのハートの形をした掛け時計に目を向けた。







間違いなく、8時半。




「ち、ちち遅刻!!」



あたしは急いで制服に着替えた。