高校は家から徒歩15分。
バイト先のコンビニは通学路にあった。


「ななこーバイトどーお?」

そう聞いてきたのは
クラスメイトのかおりだった。
1年の時からの腐れ縁だ。

「んー‥‥、店長がキチがいかな。」
「なんそれー。今日もバイト?」
「ん。17時から。直行するー」

高校はそれなりに楽しかった。
女だらけも気が楽だった。


でもなーんかつまんない。
それが毎日の感想だった。