one's first love~初恋~

そう冷たく答えた私に
じいじは


―そうですか。―


と悲しげに言い、


ー何かを想像しながら
聞いてくださいね。ー




といつもの笑顔で
ゆっくり
その時の事を思い出すかのように
懐かしみながら
話し始めた。