不良のたまり場


「つまんねー演説だな。
ハゲちまえばいいのに。」


そんな声が聞こえ
僕は顔を上げた。

まさか中学生から
ブーイングが!?

なんて思うと、
その台詞を発したのは
僕の隣にいつの間にか
立っていた我が校の制服を
着崩して着ている女子だった。


「てめぇやる気ないだろ」

「あるに決まってるだろ」


ここでないと言ったら
まずい事になる。