だが、俺は素っ気ない態度でゆっくり歩いていった。
「あー…だりぃー…石井、一人で買い物しろよー」
そんな事を言い出す終末。

あの時の俺市ね

そして俺がカートを押して二人で買い物を始めた。

買い物なんて親としか来たことがなかったから凄く幸せ。

サトミは肉とか野菜とかをちゃんと吟味していた。
まれで俺はサトミと新婚気分。

「今日はすき焼きにしよっか(はーと)」
「あ、俺は春菊嫌いだからな」
「知ってる(笑)でも食べなさい(笑)」

そんな妄想を繰り広げ出していた。
サトミは吟味した肉を何故かカートに入れずに、
そのまま野菜コーナーへ
俺「あれ??いれないの?」
サトミ「あ!!!なんか遊んだだけで満足しちゃった!!!」

天然恐るべし。

…でも萌えた俺がいた。
帰りに荷物を分けてそれぞれの家に置いて置くことになった。
サトミは重たそうに荷物を運ぶ。
俺は「持とうか?」その一言も言わずにただただ歩いていく。
「持とうか?」って言いたいけど、言うのが恥ずかしかった。
そのまま「じゃあねー」と言われて家に帰る。
一人になってからも
「持とうか?」がなんで言えないんだ!!
そう思って悔やみまくった。
それから俺はサトミを少し意識するようになった。

サトミなら付き合っていいかない?と訳の分からない
高飛車な気持ちを盛ってた俺師ね。

この頃から俺の寝る前の妄想にサトミが出て来はじめる。
この頃の流行りの妄想は俺はエスパーなんだけど
サトミの前だけで、その力を見せてしまry…氏ね