一年後、俺が中二に成った時、
サトミとは再び同じクラスになった。
そして、最初のHRの時に何故か俺は学級委員長に選ばれた。
ここから本題の昔話なんだけどさ。
俺が委員長に選ばれたのは、特に俺が優秀だからじゃない。
誰もなる奴がいなくて、たまたまくじ引きで選ばれただけ。
そして、副委員長に選ばれたのが …サトミだった。
最初の委員会があって俺とサトミがそれに参加した。
そしたら、「クラスの目標を委員二人で話し合って次回に提出」
そう言われた。
俺とサトミは放課後に教室に残って二人で会議した。
俺は、サトミに対して何も思ってなかった。
ただ、俺は女子と教室で二人きりと言うシチュエーションに
興奮していた。

はい。俺は変態です。

サトミは男子に対して全く意識が無いのか、はたまた
俺に対して意識が無いだけか
普通に話をてくる。
サトミ「でも、委員長が斎藤君で良かった」
俺はドキッとした。
サトミ「去年も一緒だったしね。それに斎藤君優しいし。」
俺は生まれて初めて女子に
そんなプロポーズの言葉を言われた。
その時に思ったのが…

「こいつ俺に気があるんじゃねーの?」だった。

童貞の厨房なんで勘弁してあげてください。
ある日家庭科の自習が有った。
前日に食料の買い出しに行かなければならない。
だが、みんなクラブ活動等で忙しいので
何故か学級委員二人で買い出しに行ってこい、
そう先生に言われた。
サトミ「仕方ないねー、じゃあ一旦家に帰ってから行こうか?」
サトミにそう言われて俺も家に帰る…てか、

いきなり女子とデート!!!!

俺はテンパった。家に帰って髪型をセットし直す。
そして着ていく服を選びに出した。
あ、特にサトミの事が好きだった訳じゃなくて、

単純に女子と初めての買い物に行くことに
舞い上がってただけなんだけどね。

だが、ふと俺は止まった。
余りありきり過ぎて引かれたら最悪だ…。
そう思い普通の格好で行くことにした。
待ち合わせは15時だったんだが
俺は14時過ぎには近くのスーパーに到着。
だが、余りに早く行くのは格好悪いと思い、
スーパーのトイレに隠れてサトミが来るのを待った。

少しストーカーの気があるんだよ。

15時前にサトミが到着した。
初めて見るサトミ…と言うか女子の私服に俺は興奮した。