「奏は?いつも一緒にいるじゃない」 そう希ちゃんに言われた瞬間がくっと肩を落とす 忘れかけていた遠い記憶ー!!! 「最近昼休みになると…」 「消えるんです」 きっぱりといってしまう詠歌 しかし、それは事実であって変えたくても変えられない事実であって 「浮気じゃないの」 希ちゃんのあっさりすぎる回答にしょげるあたし そんなこと言わなくてもいいじゃないのー! と叫ぼうとしたとき資料室に到着した