「俺、知ってる」 思い出したように智樹が口を開いた 何で俺が知らないのに智樹が知ってんだ? 「へ?言っていって!」 興味津々に智樹の手をつかんで目を輝かせている 確かに俺も理由を知りたかったけど… その手はやめてほしいんですけど 「フフ…っ」 逢坂はそういうのに鋭いらしく笑っていた