何も言わない俺に

瞹は

「じゃあ」

って立ち上がる

俺はとっさに

瞹の腕を掴んだ

「また援交?」

ちょっと真剣に聞く

「だったら?」

瞹は

フンッ

って笑って

歩きだそうとした

「行かせない」

何でこんな事を

言ったか分からない

「んぅ」

気付けば

瞹の顔がアップ

にあった

キス

しちまった

「ちょっと!」

俺は押し返された

「何すんの!」

って怒られた

「変なおっさんより俺にしたら?」

テクには自信あるし

ってウインクしてみた

瞹の赤くなった

顔を見たら

ますますいじめたく

なった

瞹は俺を睨む