「そろそろ帰らなきゃ。」 「おっ、もうそんな時間?」 「うん。今日は楽しかった!それに、ネックレス買ってくれてありがと♪」 そうなのだ 今日の買い物で夏樹は私にずっと欲しかったネックレスを買ってくれた 妙に優しい夏樹がなんだか気持ち悪い 「それじゃ、ばいばい。」 そう言って歩き出した私の手を夏樹がつかんだ 「奈緒、待て。もう暗いから家まで送ってく。」 「えっ悪いよ。てか夏樹って家何処?」 「南町。」 真反対だし…