どうやらお母さんは夏樹を認めてくれたみたい 反対されると思っていたから少し拍子抜けしてしまったけど 「奈緒、手繋いでこ?」 「うん!!」 学校までのいつもと変わらない道が今までで一番キラキラ輝いている気がした 教室につくと私達を待っていたかのように亜純が駆け寄ってくる 「奈緒!!あたし、メールも電話もしたのに!」 そういわれて携帯を確認すると亜純からの着信2件、メール5件 「ごめん…その…ねちゃっ、て…」 私の動揺具合からすべてを察したのか物凄い形相で夏樹を睨み付けている