そんな言葉に私は抗えるはずもなく、ほぼ無抵抗の腕は夏樹によって外された 「奈緒…大好き…」 「私も、夏樹が大好き」 夏樹はひとつになるとき痛くて痛くて泣いてしまった私の手を優しくってくれた 目が覚めると窓からは明かりが差し込んでいる 朝!? どうしよう!!無断外泊… 「ん、おはよう奈緒…」 「あ、お…おはよ…」 「何照れてんの?それより体大丈夫?」 少しだけ意地悪な顔で聞く夏樹にバカと言って後ろを向いた 「あ、それより夏樹私無断外泊!!夏樹のお父さんとお母さんにあいさつ!!」