人は目の前で想像を越える出来事が起こるとかえって冷静になれるみたい 「夏樹…」 「っ!」 少し離れていてもわかるくらいに夏樹の体が揺れた それまで抱き合っていた夏樹と由芽ちゃんの体が離れた 「ごめん…」 その言葉を聞いた瞬間私の中の何かが崩れ去った気がした 「夏樹…私たちもう終わりにしよ…もう無理だよ……」 「………」 本当は嫌だって別れたくないって夏樹に言ってほしい ふざけて笑って冗談だろって… だって私もまだ夏樹が好きだから でももうこんな胸が引きちぎられるような思いしたくないの