小さな俺様



「見逃してくださーい」


かなたはふざけて
そんなことを言う


「はぃ、新井くん
廊下にたってなさい」


「まじで?」

「子安さんもね?」


「…はーい」


私とかなたは廊下に出た


「さみーな」

「もうすぐ冬だもんね」

「あのせんせー鬼だし」