恋想い

―次の日。


私はあのことが気になって、学校に行ってみることにした。


恭弥に会うのはまだ辛い―。


いつもより学校までの距離が遠く感じた。


なんだろ。

なんか頭がボーッとする。
風邪かな?


ガラッ

「あ!愛ぃー。心配したよー!大丈夫?」
「うん。大丈夫だよー♪」
「あと…三上君に聞いちゃった。ごめんね。」
「まじ?まぁいっか♪」




本当はよくない。

笑うのも辛い。


「…まだ三上君来てないねー。」


来てないんだ。


心がなぜかホッとしていた。









ガラッ




「あ!…三上君だよ。」