しばらく話していると、清花の携帯が震えた。
メールみたい。
「…ちょっと本探してくるわ。
親が龍馬伝読みたいから借りてこいって。」
『ん。行ってらっしゃーい。』
大河ドラマに影響されたんだね。
前は篤姫だったし。
本とか全然読まねーな。
たまには読んでみようかしら。
☆この夏オススメの50冊☆??
こっから選ぶか。
近くにあった黄色い冊子を手にする。
…………多いわ!!!
オススメっつーんなら10冊くらいに留めとけ!!
悪態つきながらオススメの本とやらを眺めていると、図書室に繋がるドアが開いた。
『龍馬伝あったー?』
「は?龍馬伝??」
『あれ?ミツキ。
おかえり。』
「お、おう。」
もう読書はあきらめよう。
人間あきらめが肝心だからな。

