……はぁ。


さちにまともな答えを求めた私たちがバカだった。



…言い忘れてたけど、この子、適当な上に天然なのよ。



あたしが忌み嫌ってる“人工の”天然じゃなくて、“天然の”天然。



THE・天然



「ね?清花??
このあたしが適当なわけないじゃんね??」


本気でワケわかんないって顔をするさち。



『なんと言うか、…さちには敵わないわね。』




手強い転入生にバレないように、こっそりため息をつく清花様なのでした。




「清花!!
幸せ逃げるぞ!!」



END.