自然とそう呟いて、写真を羨ましげに見つめる自分がいた。 そして、自分の家族のことを思い出した。 父と母は、私が幼いころになくなってしまって、 莫大な遺産が私のところに来たんだけれど。 その時私は、幼すぎて・・・。 その遺産を、叔母が管理していたんだけど・・・。 いつのまにか、彼女はそれを自分のものにして、 私は、元々住んでいた家の片隅に追いやられ・・・。 本当は、私の家なのに、居候しているみたい。