私は、ここから脱出するのを諦めた。 もちろん、隣にいるこの人には悪いけど、 私は恋愛する気なんてさらさらない。 「それでは・・・皆さん、夕食の時間までごゆるりと・・・。」 そんなセリフが聞こえてきた途端・・・ アテンが映っていたモニター画面は、プツリと消えた。 途端に、スピーカーから千秋・・・さんの喚く声がしてきた。 ・・・そんなことしても出られないのに。