彼は、一瞬悔しそうな表情をしたかと思えば、


まだ倒れたままの私を見て、手を差し伸べてきた。




「・・・どうも。」




その途端、またあの録音したような声・・・アテンの声が聞こえてきた。




「皆さん、各部屋にお入りいただけたでしょうか?」




すると、多々あるスピーカーの一個から、聞きなれた声が、



「ふざけんじゃねぇぞ!!この部屋鍵かかってんじゃねぇかよ!!」




「やめて・・・千秋さん!!」





あのパーティーで、一緒にいた女の人とは違う・・・。




ってか、千秋って名前なんだ~。