「沙羅よりも?」 「はい。お姉ちゃんよりも。」 私は、この姉妹を不思議だと思った。 良い意味で。 彼女たちは、人の心をつかむことができる、何かがある。 私にはそれが何だかわからないけど・・・。 二人には、不思議な魅力がある。 「私は・・・尊敬されるような人間じゃないよ・・・。」