そういうわけで、私は、瀬奈の彼氏・吉哉と同じ部屋だという事になってしまった・・・。




しばらくの沈黙を破ったのは、吉哉。



「そういえば・・・美月さん、兄貴から聞いてます?」



「へ?・・・兄貴って?」



「やっぱ・・・聞いてなかったんですね・・・。」



混乱する私に、吉哉は、意味深な発言をする。



「どういうこと・・・?」