気付けば、ここに来て2週間。


そして・・・いつしか私達は“監禁”という状態を忘れつつあった。



今は、朝食を食べ終わった頃。



不意に、吉斗の唇が私のそれに重なる。



「もう~!!何すんのー!?」


「なんかさ、幸せだな~って思ってさ。」


「あ、私も思ってた!!」



そう言って、笑いあった。