「美月ー!!早くしないと遅れるってばー!!」 「待ってよ!!」 私は、椎名美月。 そして、さっき私を急かしたのが、 親友・高梨沙羅。 彼女は、どちらかといえば、可愛い系。 彼女より、10歩ぐらい遅れている私を、 前から、ピョンピョン飛び跳ねて、 私の真ん前に来たかと思うと・・・。 「行くよ!!」 気付いた時にはもう遅かった。 私は、彼女に引っ張られながらも、登校したのである。