すると、後ろから、 「沙羅~!!」 という声がしたかと思うと、あっという間に沙羅の体は、健の腕の中。 「健~!!」 沙羅も、そんな健に応えて、健の背中に腕を回す。 私は、そんな二人には構わず。 「沙羅、パーティーは?」 と、少し呆れた表情をしてみる。 すると、沙羅は、「あっ!!」と言う顔をしながらも、相変わらず健と抱きしめあいながら、 「早く会場行かなくちゃ~!!」