私は、有無を言わさずに、その場から逃れた。 ・・・だって、信じられないんだもん。 私が、吉斗と・・・一応“彼氏”と“彼女”だなんて・・・。 たった2,3日前までは、赤の他人だった吉斗が、 今では、私にとって、かけがえのない存在になっている・・・。 これが、恋ってこと? まだ、分かんないな・・・。 ってか、私の方は、まだまだ吉斗のこと知らないじゃん!! 家族のこととか・・・。