「どうって・・・。別に普通だけど?」




動揺が隠しきれなかった・・・。




「普通じゃないでしょ?美月さんだって、恋の一つや二つ。・・・するんじゃないですか?」




・・・・・・。



私が、吉斗に恋!?



ありえない。


ありえないよ。



世界が絶滅するくらいあり得ない!!




「あり得ないよ!!」




今日の瀬奈は、なんかおかしい。



いつもより、鋭いというか・・・なんというか・・・。




「美月!!瀬奈!!ごめん、待った!?」




その時、丁度沙羅が、こちらへ駆け寄ってくるところだった。