すると、アテンは、


「それは、それは。気の利かないこと、すみません。」



と、軽く、謝ったのである。




千秋は、すんなり謝れたことに、拍子抜けしたのか、マヌケ面をしている。



そして・・・。



アテンは、


「そのお詫びと言ってはなんですが、今日の夕食は、こちらでご用意させていただきますので・・・。」




その言葉が、終るか終わらないうちに、


俺たちはまた、黒装束の男達に、アイマスクを無理やり掛けられ、


それぞれの部屋へ連れて行かれたのである。