~美月side~ アイマスクがとられて、まず先に視界に入ってきたのは・・・真っ黒い、分厚いドア。 でも、私達二人しかいない。 吉斗は、周りを見渡している。 その時、不意にアテンの声が、上のスピーカーから聞こえてきた。 モニターまで、さっきまでいた部屋のように、用意してある。 「皆さん、そこは、これから何回かするであろう、イベントの説明部屋みたいなものです。」