「う~ん・・・」

外を見て
顎に手を当て
考え込む
まこと。

「どうしたの?」

考え込む
まことに心配になり
美加子が話しかける。

「いや、なぜ引力が軽くなったのか?何万年の間に何が起きたのか?って考えてたんだ。この前、工事をしただろ、でも、それ程、疲れなかったんだよ。それに、ついては説明がつく。これだけの木々に囲まれているから自分達でも害にならない程度の酸素濃度が濃いからだと思う。引力が軽いから、木々の高さも高くなっている。問題は、なぜ?引力が軽くなったのか?」

美加子は
ポカーンとして
まことに訪ねる。

「それって、そんなに大切な事なの?」

まことは
ムキになり
伝える。

「大切だよ。なぜを繰り返さなければ、次の発展はないからね」

美加子は
まことの話に
合わせる様に伝えた。

「ふ~ん、 確かに疑問から答えは生み出されるからね。それで話の続きは?」

まことは
頭をひねりながら
答える。