カンカン!!
カンカン!!

けたたましく
警戒音が鳴り響く!!

「前方10000の
距離に
うごめく物があります!!
す・・・数万!!
数万のダンゴムシ!!
ダンゴムシの背後に
アリの軍勢!!
上空には
オオガタスズメバチも
いる!!」

監視兵は
脂汗に似た汗を
かきながら
長へと伝える。

「やはり来たか
ダンゴムシをアリは
楯にしているのか・・
監視兵!!
今どの位置にいる!!
ダンゴムシが
5000の距離に
来たら攻撃開始!!
第1陣は衛生兵と共に
攻撃位置へ!!
オオガタスズメバチは
地上に近づく様に
誘い込め!!
地上に近付き次第
飛びかかれ!!」

長の指示が
飛び出す!!

「距離8000・・・
6000・・・・
5000!!
攻撃位置に
到達しました!!」

監視兵が
伝えると共に
長の指示が飛ぶ!!

「第1陣!!
攻撃開始!!
第2陣は
筒型導火線真上型を
準備し待機!!
第3陣も待機!!」

監視兵は
長に慌てた様子で
伝える。

「ば・・・爆弾を使用するのですか!?」

長は暫く考え
答える。

「第1陣が
突破されたら
仕方あるまい」

一方
第1陣戦場地。