狼達と行動を共にしよう。
しかし
この答えに美加子は賛同してくれるだろうか?

先程の事もあり
美加子の顔は
悲しみで一杯の
顔をしている。
そんな美加子に
話ずらいと
思いながらも
話し始めた。

「今から言う事をよく聞いて欲しい。確かに狼の言う通り俺達、2人では生き延びる事はほぼ不可能だ。巨大な昆虫がいつ襲ってくるか分からない。狼達と行動を共にすれば安全だと思う。その後の事は状況によって決めようと思ってる。美加子・・・・それで良いかい?」

美加子・・・・
それで良いかい?
美加子の顔に
優しく美加子の頬に
まことの両手がふれる。優しく美加子に
話すまこと。

美加子は
まことの顔を
涙で
後が付いている顔で
頭を縦に一度ふった。

美加子の頷きを見た
まことは
意を決した様に
4つ耳の狼に
決断をした。

「分かった!!あんたらと行動を共にしよう!!」

まことの言葉を聞いた
4つ耳の
狼は
安堵の表情を
浮かべた。

「それを聞いて安心しました。私は、この群れの長をつとめています。宜しくお願いします。」

4つ耳の狼の長は
深々と頭を下げた。

「皆の者!!まこと殿と美加子殿を我ら集落にお連れするぞ!