太古の昔

昆虫も

同じ記憶の名残が

あると考えられます。

これが私達が

言葉を話せる理由と

巨大化になった経緯。

そして昆虫が

あなた方

人間を憎しむ理由です。

4つ耳の狼は経緯を
話終えると
まことを
説得するかの様に
話し始める。

「良いですか?あなた方、2人では、まず生き残る事は皆無に等しいと言えます。我ら先祖が人間に世話になった記憶が遺伝子に組み込まれている。今度は我ら狼があなた方、人間に返す番だと考えています。我ら狼は数万の群れで成り立っています。我らが、あなた方をお守り致します!!我らと手を組みましょう!!」

まことは4つ耳の
狼の言葉を聞き考えた。
確かに
4つ耳の狼が
言う様に
まことと美加子だけで
生きるのは難しい。
仮に巨大な昆虫に
襲われ逃げ切れたとしても限界がある。
体力が尽き
喰われ死んでしまうのがオチだろう。
数万から
成り立つ狼の
群れと共に行動を
行えば確かに安全だ。
しかし
この狼を
信じて良いのだろうか?でも
2人で行動を行えば
死は
ほぼ免れないと答えが
出てるなら
取りあえず
狼と行動を共にし
その後の行動は
状況によって
考える必要がある。