初めて入ったス○バはオシャレに見えた。
壁に書かれたメニューを見ても、何がなんだかわからなかった。
注文の仕方も、流れもわからない。
こんな私を
小島はどう思うだろうか。
「私…初めてなんだ。ス○バ。だから…
えっと…」
「俺も初めてきた時、全くわかんなかったよ。
大丈夫だよ。
これはね…」
と小島は丁寧にメニューを一個一個教えてくれた。
結局小島と同じのがいいって…
いや、考えるのがめんどいわけじゃなくて、
小島が好きなコ−ヒ−を
私も飲みたいと思ったから。
でも小島は…どう思ったかな…
会計になって驚いた。
コ−ヒ−1杯にしては、ずいぶん高価だ。
「払うよ…」
と、かばんから財布を出そうとしたら
小島はさっさと二人分払ってしまっていた。



