小島の背中に自分の頬をあてると
目を閉じたくなるほど
本当に落ち着く。
小島は温かい。
そっか…
温かいんだ…
しばらくするとチャリが止まった。
「沢渡、コ−ヒ−好き?」
小島が私を『沢渡さん』じゃなくて『沢渡』と呼び捨てになったことに
ちょっとうれしくなった。
てかなぜコ−ヒ−?
と思ったら、目の前にス○バがあった。
コ−ヒ−好きだけど…
缶とかペットボトルのしか飲んだことないんだよな…
こんなス○バなんて…入ったことないし。。
「好きだけど…」
「じゃ、寄ってこうぜ」
そう言ってお腹に回した私の手をポンポンと軽くたたいた。



