やっと悠斗が唇を離して、 私は思わず悠斗にぎゅっと抱き着いた。 「悠斗の…えっち」 悠斗の耳元で言ったら、 「どっちがだよ…」 そう悠斗がつぶやいた。 そして、 「退院したら覚えとけよ」 て… 私の頭を撫でた。