鼻をすする音を不思議に思ったのか、 悠斗が私の顔を覗き込んだ。 すると悠斗はすごく優しいまなざしで、 私の頬を撫でて、親指で涙をぬぐってくれた。 いっぱい幸せな気持ちにさせてくれる悠斗。 ずっと一緒にいたい。 どんどん好きな気持ちが強くなって、 強くなって、 すごく苦しい。 映画が終わって、また、悠斗が家まで送ってくれた。 人を好きになるっていろんな気持ちになるんだ。 好き過ぎて、苦しくなるなんて 別れ際が、こんなにさみしいなんて・・・