「ごめんごめん!お待たせ!」
姉ちゃんが私が座っているソファーのそばにきて、
私の髪を触った。
「浴衣あった?」
そういわれて、ママから渡された袋を
姉ちゃんに渡した。
姉ちゃんは中身を見て
「いいじゃん!いいのあってよかったね」
姉ちゃんはホッとしていた。
「ずいぶん早く来たから、びっくりしたよ。
ついでにカラーやっちゃおう。
根元のとこ気になってたから」
姉ちゃんが鏡の方へ行こうとした。
「姉ちゃん」
「ん?」
姉ちゃんは、立ち止まった。
「この浴衣、ママ一度も着てないんだって。
パパとのデートに着て行くつもりだったらしいんだ。
でも、パパが・・・
だから、ママが仕事行く前に、
ママに浴衣着たとこ見せたいんだ」



